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論文「術後QOLと安全性からみた各種成人鼠径ヘルニア手術の検討」

この「術後QOLと安全性からみた各種成人鼠径ヘルニア手術の検討」と題する論文はまだ無名の若手だった僕が決死の覚悟で当時の権威に挑むべく1995年に臨床外科学会雑誌に投稿したものです。
自分で作った大木式メッシュを使って、鼠径ヘルニアの改善に挑みました。そして、当時学会の権威が推し進めていた腹腔鏡下ヘルニア術に疑問を感じましたのでエビデンスをもとにメッシュ手術の有効性と安全性を証明するとともに、腹腔鏡下ヘルニア術の矛盾点や問題点を明らかにして、日本のヘルニア治療が誤った方向に進むのを未然に防げたと自負しています。
私はその後、渡米し血管外科・大動脈瘤の研究に歩を進めたため、ヘルニアの研究から卒業しましたが、この論文は私の外科医としての原点です。その後、私の座右の銘となった「改善の余地のない完成された手術はない」という信念も、その後開発した様々な医療機器や新しい手術もこの論文の延長線上にあります。
この論文を発表してから20年間、腹腔鏡下ヘルニア術は「死に体」となっていましたが、2014年の診療報酬の改定で利益率が高くなったのと時を同じくして腹腔鏡下ヘルニア術が再び流行りだしており、今、再度、一肌脱がなくてはならないと感じています。
慈恵医大外科学講座 統括責任者 大木隆生

※下記画像をクリックすると論文が開きます。

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